ジャギエルカは電気羊の夢をみるか?

ホーリーホックとスワローズ

スポナビライブが終了し、ホーリーホックが首位になり、僕はホーリーホックのファンになった

遡ること2月8日、寝耳に水なニュースが飛び込んできた。

www.nikkei.com


プロ野球プレミアリーグ・ラリーガという魅力的なコンテンツに加えソフトバンクユーザーなら月額500円!!という破格の料金設定に惹かれ、サービス開始当初から契約していたスポナビライブがまさかのサービス終了。(サッカーはもちろんシーズン半ば)
スポナビ契約者のみなさんにはちょっとお得なDAZNのコースを用意するから続きはDAZNで見てね。とすごい急に店を畳まれてしまった。

野球のシーズン中はほぼ毎日、野球がシーズンオフでもプレミア・ラリーガを毎週楽しみに見ていた僕にとってはショックすぎるニュースであり、月額料金の高さから契約を見送っていたDAZNへの移行を余儀なくされてしまった。
前述のスポナビ契約者優遇により月額980円(税抜き)と多少は安くなっているものの、ほぼ2倍になった月額料金の元を取るため、またプロ野球もまだオープン戦すら始まってなく暇だったこともありJリーグを毎週追いかけていくことにした。


追いかけるチームは僕が茨城出身ということもありJ1は鹿島アントラーズ、J2は水戸ホーリーホックに決めた。しかし周りにファンが多く何かと情報の入ってくるアントラーズに比べ、ホーリーホックは周りで最近観戦に行ったという人すらおらず、知っている選手なんて僕が子供のころから所属している本間くらいなものだったため、試合を見ながら選手を覚えるところからスタートした。
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*1
昨シーズンは14位なうえに14ゴールの林、13ゴールの前田など主力が移籍していて戦力ダウンは目に見えており、内容・結果ともに期待はしないでいた。が、しかし驚いたことに開幕戦でJ1経験もあるモンディオ山形を3-0で粉砕。相手に何もさせずに勝ってしまった。
そのときはいわゆる春の珍事としか思っていなかった。今でこそ言われなくなったが5月くらいまでベイスターズがAクラスにいることやカープがこいのぼりの季節まで首位にいることと同じことだと思っていた。96敗した去年のヤクルトだって則本をノックアウトするしね。
偶然・ラッキーパンチだという僕の考えをよそにホーリーホックは勝ち点を積み上げてゆく。第2節は前年度に高すぎる最終ラインで話題になりながらもシーズン終盤に怒涛の連勝でプレーオフにまで進んだ古豪ジェフ千葉とのアウェーゲーム。選手のレベルの差を感じる試合だったがスコアレスドローで切り抜けると、続く第3節讃岐戦は失点こそあったものの内容は完勝に近い2-1で勝利。そして無敗同士で迎えた4節ホームでのレノファ山口戦も完勝の3-0。ついに首位に躍り出てしまった。(ついでにツイッターのトレンドにも躍り出た。)
「地元のチームだし暇だから見てやるか」という気持ちは千葉戦のハーフタイムくらいに消え、(千葉の監督は前半アディショナルタイムで消えた)今では純粋にホーリーホックの勝利を見るためにテレビの前に座っている。90分間休むことなくプレスをかけ続け、ボールを奪ったら素早く相手ゴールに迫る見ていてとても楽しいサッカーにすっかり心奪われてしまった。

まだ春は長い。もしかしたら5節大分戦から今までが嘘のように負けだして、4節までの戦い・首位浮上を「春の珍事だったね。」と笑われるかもしれない。 J1より長丁場なJ2リーグ戦、もちろんこのままいくとは思っていない。対策される・溜まっていく疲労・それに伴い続出するけが人など不安要素はいくらでもある。ひとまず旧暦だと4月からは夏なので「春の珍事」扱いされないように4月まではこのまま勝ち続けてもらいたい。

僕にとっては今年がDAZN元年であり、Jリーグ元年。記念すべき(?)年にどこまでホーリーホックの「珍事」が続くのかこれからも追いかけていきたい。

*1:今年でホーリーホック20年目の本間。すごい