ジャギエルカは電気羊の夢をみるか?

ホーリーホックとスワローズ

山田哲人登場曲別成績~7月編~

オールスターまで1つも勝てずに「昨シーズンも見た」「ヤクルトホテル、7月満室」と自虐的なコメントもちらちら出始め、順位も交流戦の勢いで一時2位まで押し上げたもののあっという間に最下位にまで下降…

このまま最下位固めしてしまうのか…と思われていたのがふたを開けるとオールスターブレイク明けから破竹の連勝であっという間に2位に返り咲き!借金も返すなど起伏が激しい1ヵ月でした。

 

さて我らが山田哲人さんは異常なまでの酷暑が何のその、7月は月間打率.425 7本塁打 18打点に8盗塁と大暴れ。

好調のチームの中心として引っ張ってくれています。

登場曲別の打率も「計算間違いか!?」と疑ってしまうようなすごい数字が並んでいます。

そして出塁率の計算をずっと間違えていることが分かりました…すいません(打席と打数を間違っていました)

これまで投稿した成績は正しいものに差し替えておきます…すいませんでした…

 

 

出塁率の計算もしっかりできるようになった7月の成績を貼っていきます。

対象となった打席数は前月と同じく46打席でした。

 

 

『遠くの空 指さすんだ』

.500(8-4) 1本 2打点 出塁率.600 OPS1.300 四球2

安打内訳(単打3・本塁打1)

いきなり打率5割&OPS1越えとぶっ飛んでます。

坂口&青木と頼れるリードオフマンが2人も山田の前にいると相手は初回からたまったもんじゃないですよね

 

 

 

『ヒューマン』

.333(6-2) 1本 1打点 出塁率.636 OPS1.091 四球5

安打内訳(単打1・本塁打1

本塁打があるとはいえ、たった2安打でOPSが1を越してくるのは頭おかしいです。

 

 

 

 

『ALIVE』

.636(11-7)2本 5打点 出塁率.692 OPS1.846 四球2

安打内訳(単打4・三塁打1・本塁打2)

今月の最優秀登場曲です。11打数7安打というハイアベレージに加えて、2本塁打に5打点と大活躍。

三塁打サイクルヒットを達成した時のものです。

 

 

 

キズナ

.500(12-6) 2本 3打点 出塁率.500 OPS1.583 四球0

安打内訳(単打3・二塁打1・本塁打2

珍しく四球0も、バットだけで出塁率.500&OPS1.5越えと凄まじい成績。

 

 

7月の成績は以上です。異常です。改めて見るとほんとにすごい成績ですよね。

毎月「この登場曲の時の成績は良かったけど、○○の時はイマイチだったな~」みたいな一言を付け加えていたのですが、今月はケチをつけるところが無さ過ぎてコメントに困りました笑

続いて7月終了時点での通算成績も貼っていきます。

 

 

 

『遠くの空 指さすんだ』

.324(37-12) 2本 4打点 出塁率.479 OPS.917 四球11

安打内訳(単打8・二塁打1・三塁打1・本塁打2

OPSこそ1を越さなかったものの、非常に優秀な数字が並ぶ。

今月のブーストにより打率が3割を超えた。やったね

 

 

『ヒューマン』

.333(36-12) 5本 11打点 出塁率.489 OPS1.106 四球11

安打内訳(単打6・三塁打1・ 本塁打5

こちらも優秀な数字が並んでいます。打点11は最多タイ

 

 

 

『ALIVE』

.444(36-16)4本 8打点 出塁率.630 OPS1.241 四球18

安打内訳(単打8・二塁打3三塁打1・本塁打4

打率4割越えのやべー登場曲。出塁率6割越えとこれまたおかしな数字を出しています。

長打が増えてくればOPSがとんでもない数字になりそう。

 

 

 

 

キズナ

.395(43-17) 7本 11打点 出塁率.458 OPS1.271 四球5

安打内訳(  単打9・二塁打1・本塁打7

率の『ALIVE』なら長打のキズナ』という成績。

四球は最小の5しか稼いでいないのにもかかわらずこのOPS

 

 

 

とりあえず以上です。この調子を保ったまま8月、9月を戦えればトリプルスリーはおろか前人未到の40-40も見えてきそう!チーム、山田ともに好調なまま8月に突入してほしいです。

 

 

山田哲人の登場曲別の打撃成績~6月編~

ワールドカップの盛り上がりに押されて月の半ばに更新となってしまいましたがご容赦ください…

 

6月はまさかまさかの交流戦優勝によりたちまち借金を完済。リリーフ陣の頑張りにより試合を拾えるようになり、大変楽しく野球を見ることができました。

我らが山田哲人さんは5月の好調から一転し、またも不調モードに…

打率.253 4本 12打点と先月(打率.326 7本 10打点)から大幅に成績を下げてしまいました。

乗り切れないところに源田選手との交錯によるケガでさらに不調に…という悪循環にハマってしまいました。

それでも交流戦後にはサヨナラスリーランを放つなど復調の気配を見せつつあります。山田、チームともに7月の成績上昇を楽しみにしたいです。

 

さて6月の登場曲別の成績ですが先月63あった打席が48に減少しています。

これはスワローズ主催の試合が14試合→11試合と3試合少なかったことに加えて、月末の中日戦・阪神戦で前を打つ青木選手が打点を挙げまくったことが関係しています。長くスワローズの試合を見ている方はお気づきかもしれませんが、スワローズが得点するとファンは東京音頭を歌うため球場側が配慮してくれてか、次の打者の登場曲を流さないんです。そのため月末に打点マシーンと化した青木の後を打つ山田の打席で登場曲が流れないということが頻発しました。

前置きが長くなりました成績を貼っていきます。

 

『遠くの空 指さすんだ』

.364(11-4) 0本 0打点 出塁率.385 OPS.801 四球1

安打内訳(単打3・二塁打1)

打率3割越え、OPSも.800台と悪くない成績。前月が打率.231、OPS.691だったことを考えると非常に良かったと言えるのではないでしょうか。

 

 

『ヒューマン』

.222(9-2) 2本 6打点 出塁率.273 OPS1.073 四球1

安打内訳(本塁打2

放った安打がすべて本塁打のやべー登場曲。2安打で6打点と驚異の得点力も見せています。しかし出塁率、打率共に2割台と振るわなかったのは反省材料か。前月打率.462と最強登場曲の名をほしいままにしただけに7月での復調に期待。

 

 

『ALIVE』

.333(6-2)0本 0打点 出塁率.450 OPS.604 四球7

安打内訳(単打2)

『ヒューマン』と同じ2安打でもこちらは2本とも単打。そのためOPSは非常に低くなってしまっています。しかし打順変更の影響もあり軒並み減っている四球の数が7つなのは素晴らしい数字と言えると思います。

 

キズナ

.455(11-5) 2本 4打点 出塁率.467 OPS1.313 四球2

安打内訳(単打3・本塁打2

全体的に数字の悪化が目立つ中1人(?)気を吐いた登場曲。サヨナラ3ランも含む本塁打2本。打率も4割越えと今月の最優秀登場曲でしょう。

 

 

続いて6月終了時点での通算成績です。

 

 

『遠くの空 指さすんだ』

.276(29-8) 1本 2打点 出塁率.362 OPS.730 四球9

安打内訳(単打5・二塁打1・三塁打1・本塁打1)

前月終了時点より全体的に良化。乗せよう3割台。

 

 

 

『ヒューマン』

.333(30-10) 4本 10打点 出塁率.381 OPS1.048 四球6

安打内訳(単打5・三塁打1・ 本塁打4

6月の不調に引っ張られる形で打率は低下。ただOPSは先月から微増。本塁打は正義。

 

 

 

『ALIVE』

.360(25-9)2本 3打点 出塁率.439 OPS.878 四球16

安打内訳(単打4・二塁打3本塁打2

こちらも6月の不調に引っ張られた形で数字が悪化(と言っても素晴らしい)驚異の四球もぎ取り登場曲。先月まではOPSが1台だったので再びそこまで戻したい。

 

 

 

キズナ

.355(31-11) 5本 8打点 出塁率.390 OPS1.112 四球5

安打内訳( 単打6・本塁打5

4月から右肩上がりで成績を伸ばす。.167→.300→.355と伸ばしているので10月には5割くらい打っているかもしれない。先月終了時には2厘の差で乗らなかったOPS1台に楽々と到達していることも見逃せない。ヒューマンの通算打点に追い付け追い越せ。

 

 

遅くなりましたがこれで以上です。この記事を書いている時点(オールスターブレイク中)まで7月の勝利がない我らがヤクルトスワローズ。なんとか中断明けから連勝街道に乗ってほしい…

 

 

山田哲人の登場曲別の打撃成績~5月編~

ここ何年も「お得意様」にしていたはずの神宮中日戦で連敗から始まったときは「今シーズンも勝った日のハイライトだけ見る日々が来てしまうのか…」とため息をついたもののなんとか最後に2カード連続勝ち越しで希望を持たせてくれた5月が終わりました。

 

色々ありましたね。大引の起死回生の1発からカープにサヨナラ勝ちした試合とか鹿児島での青木の復帰後初ホームランからのサイレントトリートメントとかシーズン2度目の6連敗とか梅野君の爆発炎上とか原☆無援後☆樹理の爆発炎上とか。あとは雨の中試合しまくってた気がします。

 

6連敗しながらも負け越しふたつで月を終われた理由としては5月半ばに青木を2番に一時は首位打者にもなった坂口を3番に置くと打線が(それまでの打順と比べると)繋がりだし、西浦・大引の法政大三遊間コンビが定着。そしてなんといっても山田哲人さんのすごいのが1年遅れで来たのが大きかったのでは。そもそもチーム内首位打者を5番とか6番に置くのがおかしいと気付くのが遅すぎる

 

すごいのがきた山田哲人さんの5月成績は打率.326 7本 10打点

7本もホームランを打っているのに10打点。坂口と打順入れ替えてくれよ!という願いもむなしく小川監督はメンバー表に1番山田・3番坂口と記入し続け、坂口は3番に求められる出塁&ポイントゲッターの仕事をこなし続ける。最近これが理想の打順なのではないかと洗脳されつつあるので、中村と投手が凡退して2アウトランナーなしで山田を迎えるシーンを見返して正気を保っています。

 

前置きが長くなりましたが5月を絶好調のまま過ごした山田哲人さんの登場曲別の成績を紹介していきたいと思います。手計算なので不備があったらすみません。

 

 

『遠くの空 指さすんだ』

.231(13-3) 1本 1打点 出塁率.316 OPS.691 四球3

安打内訳(単打2・本塁打1)

前月より打率はやや上昇(.200→.231)も、出塁率の低下(.400→.316)に伴ってOPSも下がってしまった。(.700→.691)

先月は10打数で5四球を稼いだが今月は16打数で3つしか四球がないのが原因か。

1本打っている本塁打は2日に放った先頭打者ホームラン。

 

 

 

『ヒューマン』

.462(13-6) 2本 3打点 出塁率.474 OPS1.224 四球3

安打内訳(単打4・本塁打2

今月1番当たっていた登場曲。OPS1.224がどれくらいすごいかというと60本打った年のバレンティンが1.234で、近いところで言えば55本打った年のカブレラが1.223。(トリプルスリーを達成した時の山田でさえOPSは1.027とか)つまり『ヒューマン』が登場曲の打席の山田は55本のホームランを放ったカブレラと同程度の打者ということなのだ!!!(グルグル目)

まぁ実際には1ヵ月の15打席ちょっとじゃ数字も乱高下するのであくまで物差し程度に思ってください。

しかし同じくWANIMAを登場曲に使っている中村も打撃が上向いてきたので彼らの歌には何か秘密があるのかもしれない。青木も登場曲WANIMAにしたら?

 

『ALIVE』

.364(11-4)1本 2打点 出塁率.429 OPS.991 四球5

安打内訳(単打1・二塁打1・本塁打1)

先月の最強登場曲だった『ALIVE』はまさかのOPS1割れ(それでも十二分にすごいけど )

それでも四球5は先月の『遠くの空 指さすんだ』に並んで最多。今月に限れば一番四球を稼いだ登場曲である。たぶん山田の前でわざわざバントして空いた一塁にそのまま歩かされたパターンがそのほとんどを占めていると思う……

 

 

キズナ

.357(14-5) 2本 2打点 出塁率.375 OPS1.108 四球1

安打内訳(単打3・本塁打2

そして伏兵『キズナ』。先月が.167 1本 2打点 OPS.800だったと考えるとこれまたすごい良化。先月には

 

4打席目だと勝ちパターンのリリーフと対戦する機会が多いので打率が伸びないのだろうか。チームが勝っている場面で山田に4打席目を回すことが増えれば(≒相手のビハインド要員ピッチャーと対戦する機会を増やす)成績もよくなっていきそうだ。

山田哲人の登場曲別の成績を振り返る - ジャギエルカは電気羊の夢をみるか?

 なんて言っていたが中日の勝ちパターンである鈴木博からぶちこんでるので余計なお世話だった。打率も文句なしの.357!この山田と勝負せざるを得ないシチュエーションをたくさん作らないといけません。山田の前でわざわざバントするのやめろ

 

以上が5月分の成績になります。好調さを表すような見ていて気持ちが良い数字が並びました。『ヒューマン』のところで述べたようにいかんせん1ヵ月の成績だけじゃサンプルが少なく成績もぶれやすいので通算成績も貼っていきます(と言ってもまだ2ヵ月しかたってないけど)

 

 

『遠くの空 指さすんだ』

.222(18-4) 1本 2打点 出塁率.353 OPS.699 四球8

安打内訳(単打2・三塁打1・本塁打1)

他の登場曲の成績が凄まじい分どうしても数字の悪さが目についてしまう。

しかし四球が多いので2本ヒットが続くようならば3割に乗るので悲観はしなくてもよさそう。これからに期待。

 

 

『ヒューマン』

.381(21-8) 2本 4打点 出塁率.419 OPS1.035 四球5

安打内訳(単打5・三塁打1・本塁打2

5月のブーストにより打率が3割後半、OPS1越えの素晴らしい成績に。さらなる高みを目指してほしい。

 

 

『ALIVE』

.368(19-7)2本 3打点 出塁率.432 OPS1.004 四球9

安打内訳(単打2・二塁打3本塁打2

『ヒューマン』にはわずかに及ばないものの、素晴らしい成績を残している。四球9は最多でそれに引っ張られるように出塁率も全登場曲の中で1番高い。OPS1越えをこれからも保っていてほしい。

 

 

キズナ

.300(20-6) 3本 4打点 出塁率.346 OPS.998 四球3

安打内訳(単打3・本塁打3

5月の好調により打率が3割に。OPSもほぼ1という素晴らしい成績。目を引くのは本塁打。放った安打の半分が本塁打という驚異の長打率を見せている(.652)上に本塁打3本は全登場曲でトップである。豪打。

 

 

以上が4月5月の通算成績でした。

チームと共に好調になりつつある山田哲人さん。個人的には青木~坂口~山田~バレンティンの上位打線が見たい!のですがまあ今の打順でも勝てるようになってきているのでとりあえずは今のままでいいのかな?とも思ったり。

ともかくチームにも山田にも期待を持って6月を戦えることに感謝!がんばろうヤクルト!

 

 

 

 

 

 

 

山田哲人の登場曲別の成績を振り返る

コーチ陣一新!青木も帰ってきた!そして一瞬とはいえ首位にも立った!「今年は違うぞ」と我々を楽しませてくれたのもつかの間。気が付けば連敗連敗であっという間にBクラスである。

しかし罪なことにチームがアレでも山田の成績さえよければ幸せに生きられるのがヤクルトファン。自他ともに認める春先苦手人間の我らがMrトリプルスリーだが、今シーズンは春先からそこそこの成績を残して敗戦の傷をいやしてくれている。

その山田哲人だが今シーズンは打席に入る際の登場曲をなんと4曲も用意している。

サッカーと違い、すべてのプレーがデータに残り、成績に出るのが野球というスポーツ。「こりゃ登場曲ごとに打撃成績を出さないともったいない!」とデータを残し始めた次第。

 

成績をドーンと貼って終わり、では味気ないのでその前に山田の登場曲の変異を振り返りたい。

 

まずは何といってもSOUL'd OUT の『ALIVE』

1軍定着からずっと使っているので山田の登場曲と言ったらこれ!という人が多いと思う。

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同じく1軍定着時から2015年シーズン辺りまで使っていたのがAK-69の『THE RED MAGIC』

かっこいいうえにそこそこ長い間使っていたので「山田の登場曲と言ったら『ALIVE』じゃなくてこっち!」という人も少なくないと思う。残念ながら今シーズンはここまで使用していない。

www.youtube.com

 

リーグ優勝、トリプルスリーとヤクルトのスターから日本球界のスターへとのし上がった2015年を経て、「GReeeeNが登場曲を作る」という話が出たのが2016年シーズン開始前。

そしてできたのが『遠くの空 指さすんだ』。PVにも出演している。

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僕は「専用の登場曲を作ってもらって打てなくなったら気まずいだろうな…」とか考えていたが、杞憂に終わるどころかなんと2年連続トリプルスリーを達成。すごい

 

しかし翌2017年シーズンは不振を極める。するとシーズン途中に球団スタッフが「登場曲を元に戻したらどうだ」とアドバイスし、登場曲を『ALIVE』に戻した試合でホームランを放つ。するとその試合以降は『THE RED MAGIC』も再び使い始め、3曲を併用するようになる。

www.sanspo.com

 

そして今シーズンは『遠くの空 指さすんだ』『ALIVE』の2曲に加えて、WANIMA の『ヒューマン』と

www.youtube.com

Hi-Fi CAMP の『キズナ』を加えた4曲を打席ごとに使い分けている。

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1打席目が『遠くの空 指さすんだ』。2打席目が『ヒューマン』。3打席目が『ALIVE』で4打席目が『キズナ』という塩梅である。5打席目は流動的だが『ALIVE』が使われることが多い。

 

長々と振り返ったところでやっと登場曲ごとの成績を紹介したいと思う。

 

『遠くの空 指さすんだ』

.200(5-1) 0本 1打点 出塁率.400 OPS.700 四球5 安打内訳(三塁打1)

開幕から1番を任される試合が多い山田。相手投手を見てから打席に立ちたいタイプらしいのが関係してか、主に1打席目に流れるこの曲での安打は1本だけ。しかし四球を選んだ数は5と多い。

 

『ヒューマン』

.250(8-2) 0本 1打点 出塁率.333 OPS.733 四球2安打内訳(単打1・三塁打1)

主に2打席目に流れる『ヒューマン』では四球の数が減ったことで『遠くの空 指さすんだ』より出塁率がやや下がるが、三塁打がある分OPSでは上回る。

 

『ALIVE』

.375(8-3) 1本 1打点 出塁率.438 OPS1.021 四球4 安打内訳(単打1・二塁打1・本塁打1)

打率3割越え&OPS1越えと素晴らしい成績を残したのは長く登場曲に使ってきた『ALIVE』。

3打席目ともなるとスタミナの切れかけている先発投手orリリーフ投手と対戦の機会が増えるため成績が良いのだろうか。それとも登場曲効果なのか。

とりあえず『ALIVE』が流れた打席の山田には期待するべし。

 

キズナ

.167(6-1) 1本 2打点 出塁率.300 OPS.800 四球2 安打内訳(本塁打1)

1本しか安打は出ていないものの、その1本が本塁打のためOPSは4曲中2位で打点はトップの2打点を稼ぐ。4打席目だと勝ちパターンのリリーフと対戦する機会が多いので打率が伸びないのだろうか。チームが勝っている場面で山田に4打席目を回すことが増えれば(≒相手のビハインド要員ピッチャーと対戦する機会を増やす)成績もよくなっていきそうだ。

 

 

以上が4月の登場曲別の打撃成績である。

目につくのは四球の多さ。勝負を避けられてる面もあると思うが、山田の他にバレンティンしか強打者がいなかった昨シーズンと比べて今年は後ろを打つ打者も揃っているので得点につながるケースも多い。四球が多いので1本のヒットで打率が大きく上がりやすいという側面もある。

登場曲は基本的にホーム球場でしか流れないので神宮に好相性の山田であればすべての登場曲打率を3割に乗せることも難しくなさそう。

苦手な春は終わり、夏に近づく5月はどうなるのか。今から楽しみである(試合結果からは目をそらしつつ)

来月からは月別・通算と成績が出せるので登場曲ごとに成績がはっきりとしてくるかもしれない。

 

山田が打ったら試合に負けても実質勝利!という考え方で5月も乗り切るぞ!

第6節 vs横浜FC 過密日程の最後はローテンションなスコアレス

前節大分戦で今シーズン初の黒星を喫した我らが水戸ホーリーホック。9日で3試合をこなす過密日程の3試合目でもあるこのゲーム。

前節で負傷交代した田向に代えて右SBにCBが本職の伊藤槙、佐藤に代えて前節はベンチを外れた木村、得点を挙げた宮本に代えてバイアーノがスタメンに復帰、さらにここまでスタメンでの出場を続けていた黒川に代えて斎藤を起用。その斎藤とバイアーノで2トップを組み、これまでFWとして起用されていた岸本が右SHに入る4-4-2。

対する横浜は前節までは4-3-3だったのを中盤がダイヤモンドの4-3-1-2に変更して臨みます。

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 横浜の好守分業制のような守備・攻撃

横浜の守備時のフォーメーションは4-3-2-1のような形。前の3人(イバ、レアンドロ、戸島)は流れの中で深い位置まで戻ってくるということはあまりせずに、水戸のバックパスに対してプレスバックでボール奪取を試みるというのが守備の際のタスクになっているようでした。

「前線に残っていていいから攻撃の際には3人で基本的に完結させてね。」という感じでボールを奪い前線に預けた後にサイドバックセンターハーフの選手が追い越していく・高い位置を取るという動きはあまり見せず、7人で守り3人で攻める好守分業制のような形で前半を戦います。

守備の際には横は非常にコンパクトでしたが縦にはやや間延びしている印象でした。

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このスローインの場面ではレアンドロ含めた中盤の4選手がとてもコンパクトになっています。デブルイネがいればここからピンポイントのサイドチェンジをして大チャンス!となりますが水戸にはデブルイネも逆サイドに張る選手もいないのでそうはなりませんでした。

 

ポゼッションの際にはアンカーのぺスンジンを最終ラインに落として3バックを作る・2CBの脇に中里が落ちてくる・アンカーのぺスンジンとIHのどちらかと2CBでボックスビルドアップなどをしてきたのですが、横浜は無理して繋ごうとせずに簡単に前に蹴る・水戸がハイプレスにいかないとあってあまりその機会は多くありませんでした。

 

 

水戸の守備とポゼッション志向

水戸は過密日程の3戦目ということもあってかハイプレスをかけにいくシーンはかなり限られていました。(ボールを奪われた後に即時奪還を狙うプレスはそこそこあった)GKからのリスタートの際など思い出したようにプレスをかけにいってもGKも使ってプレス回避をされるので効果的でもありませんでした。そのためミドルプレスで守る時間が多かったです。この試合では4-4-2で守ることがほとんどで縦にも横にもコンパクトな守備陣形を作れていました。

サイドバックがあまり高い位置まで出てこない・前の3枚は中央ゾーンからあまり動かないということもあり水戸の最終ラインの4人は極端なほどに圧縮し、4CBのようになり横浜の強力な前の3人に人数をかけて対応します。この試合ではこの守り方がうまくいっていたと思います。

 

攻撃面では水戸は前半にこれまでにないほどのポゼッション志向を見せます。

2CBの間や脇に白井が落ちてきてボールを前進させていく場面が多くみられました。

いつものように簡単に長いボールを縦に入れなかった理由が分からなかったのですが推測できるのは

・横浜の前線からのプレスが非常にルーズで簡単に前進できた

・連戦の疲労で縦に蹴る→プレスで回収で押し込むのは難しいと考えた

あたりだと思います。

効果的だったのが左サイドからのボール保持からの攻撃。白井がCBからボールを預かり運ぶ→木村が右IHの渡辺を引き連れてパスを受ける右SB前のスペースを空けてそのスペースにジエゴがオーバーラップという形。この試合のジエゴは攻守に存在感がありました。

 

試合の流れ

ホームチームである水戸が序盤は攻勢に出ました。前述した様にこの試合ではボール保持から攻撃に加えていつものように高い位置でのゲーゲンプレスでの即時奪還からの縦に速い攻撃でゴールに迫ります。

6分のこの場面はサイズがあるジエゴの強みが出ていてとても好きなシーンです。決まっていれば…!という場面でした。この試合の水戸の両SBはヘディングが強く、それによって攻撃に厚みを加えていました。

7分には松井がクリアをキックミスし相手の足元にプレゼントしてしまうというミスがありハラハラさせます。足元の技術には不安を覚える松井ですがシュートストップは一級品。20分に両チーム通じてこの試合最大の得点機が訪れますがファインセーブ。得点を許しません。どうしてこんな簡単に裏をとられてしまったのかは映像ではわかりませんでした…

30分には水戸には珍しくサイドチェンジをします。

 大きく空いた逆サイドのスペースをうまく使えている場面なのですが、この場面くらいしかサイドチェンジをする場面は見られませんでした。慌ててDFラインから飛び出してくるサイドバックの姿を見るともっとこういう場面が見たかったです。この場面では結局簡単にアーリークロスを上げていますがサイドバックがDFラインから離れたことによってできたスペースを使ってみてもよかったのではと思います。解説の方も触れていましたがこの試合の水戸は簡単にアーリークロスを入れる場面が多く、攻撃に工夫を見ることがあまりできませんでした。相手に守備の陣形を作られた際にどうやって崩すか・点を取るのかというのは今シーズンの大きな課題になると思います。

お互い無得点のまま前半終了。

~後半~

後半になると横浜はやや攻撃的に出てきます。IHが攻撃に絡むシーンが多くなり左SBの武田もオーバーラップで高い位置に侵入することが増えてきます。左IHの中里がSBの位置に降りて武田を高い位置に送る動きは何度も見ることができました。また、前半は中央からの攻撃が多かった横浜ですがサイドにIHやFWが流れる場面も多くなり、そこを起点に水戸を深い位置へ押し込もうとしてきました。

そのような横浜の変化に加えFWの斎藤がプレスに行けなくなり、自陣に押し込まれる時間が増えてきます。前半のようにボール保持からの攻撃をすることもできなくなり相手DFラインの裏へ長いボールが攻撃の手段になっていきます。

54分には斎藤がDFライン裏へのボールに反応するもも飛び出してきたGKにクリアされ得点にはならず。60分にはバイアーノが自陣からのドリブルでPA内まで持ち込み、そこで倒されるも笛はならず…この試合は判定に泣かされる場面がここを含めて何度かありました。

67分に足が止まっていた斎藤に代えて宮本を投入。宮本の投入によって前線からプレッシャーをかけにいけるようになります。宮本の交代直後にはポジトラからハーフカウンターを仕掛けます。木村がサイドバックを釣って作ったスペースに小島がスプリントしてきて跳ね返されてしまうもクロスを上げます。木村の戦術眼と小島の運動量で作ったチャンス。ヨンアピンさえいなければ…というシーンもここ含めて何度かありました。

75分には細川が負傷交代。伊藤がCBに入り、代わって入った佐藤が右SBに入りました。これで開幕戦のDFラインが福井以外負傷…辛い時期が続きます。

横浜はアンカーのぺスンジンに代えて(おそらく)攻撃的なキャラクターの野村を投入。前半は守備が第一という印象だった横浜のIHに攻撃力のある選手が入り、攻撃の枚数を増やしてきます。それにより攻撃力は上がったもののDFラインの前のスペースで自由になれる時間が増え、水戸にもチャンスが増えていきます。

81分にはサイドチェンジから野村の中央へ運ぶドリブルでピンチを迎えます。

 野村の投入を契機に横浜のIHは攻撃時SHのように振る舞うようになります。これまでなかった幅を使われた攻撃であわや…となってしまいまいした。

85分には横浜のボール保持攻撃サイドへ流れたイバ→斜めにライン間に侵入してきたレアンドロ→サイドへ開いた野村からクロスとお手本のような攻撃を見せられてしまいますが中の選手に合わず難を逃れます。

86分にバイアーノに代えて伊藤涼太郎を投入。

 87分には交代直後の伊藤がサイドへ流れて機転を作りニアゾーンへ侵入した小島が決定機。この試合は左サイドからの攻撃が多かったです。というのもタメ・違いの作れる木村の存在が大きいからだとおもいます。逆に右サイドの岸本は存在感が薄い試合になってしまいました。

 90分にはロングスローのこぼれ球を拾われカウンターを喰らいますが佐藤のナイスタックルに救われます。

結局両チームとも得点は奪えずスコアレスドローで試合は終了。

 

まとめ

両チームとも過密日程の最後の試合だったということもあり、全体的に見るとハイインティンシティとは遠くかけ離れたローテンションでやや退屈な試合でした。

PA内・付近で倒されることが何度かあり、審判が笛を吹いてくれたらまた違った展開だったかも…とは思ってしまいます。

過密日程の3試合は1勝1分け1敗で切り抜けたものの怪我人は試合をこなすごとに増えており、苦しい時期は続きそうです。

攻撃に変化をつけられる選手が木村しかいない・守備ブロックを組んだ相手をどう攻略するかなど攻撃面での課題が多く見えた試合でした。

 

 

 

 

【今更】第1節モンテディオ山形戦を振り返る

6試合を終えて勝ち点11で3位とスタートダッシュに成功している水戸ホーリーホック。その良い流れを作った要因である開幕戦・モンテディオ山形との試合を(DAZNの見逃し配信がそろそろ見れなくなりそうだったので)振り返り、今シーズンのホーリーホックの戦い方を分析してみたいと思います。

 

スタメンは以下の通り。

ホームの水戸は4-4-2。対するアウェイの山形は4-3-3の配置でスタートします。

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・ハイプレス

山形のキックオフで始まるも直後の相手のキックミスによりスローインを得ると、新外国人のバイアーノの推進力と前線へのロングボールを使って山形を相手陣地深くまで押し込んでいきます。

 

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この場面では右SBの浜崎・2トップの岸本とバイアーノ・右MFの黒川がボールを奪われてすぐにプレスをかけています。

自陣でボールを奪ったら縦に素早く展開し、ボールを奪われたら敵陣でのハイプレスで即時奪回という狙いが見えました。

そしてこのプレスによってコーナーキックを得ます。

木村がニアをめがけて蹴り、ファーから走りこんだ岸本がフリック、バイアーノがそのボールに反応し、開始1分での先制に成功します。その後にあったコーナーキックでもニアにボールを送り同じような形を作ろうとしていたので、ある程度狙っていたプレーだと思われます。

 

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そしてこれはGKからCBへと繋ぎビルドアップを試みている山形に対し2トップと4MFでハイプレスにいっている場面です。

2トップはボールサイドの選手がボールホルダーに寄せていき、もう1人はアンカーの茂木へのパスコースを切りながら自分のサイドのCBへパスが出たら寄せにいきます。

この試合では後ろから繋ごうとする山形に対し水戸がハイプレスを仕掛ける場面が何度も訪れます。

また、右MFの黒川は左SBの松本を牽制していましたが、ボールが逆サイドへ行ったので中央へ絞ります。

 

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ボールが右のCBの栗山へ渡るとこのような状況になっており、栗山は前線へロングボールを蹴らぜるを得なくなります。

水戸はこの高い位置からのプレスによって山形にきれいなビルドアップをさせず、長いボールを蹴らせ、回収することで試合の主導権を握りました。

 

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この場面は水戸陣地からのクリアボールを山形がはじき返し、そのこぼれ球を水戸が収めようとしている場面です。

赤く丸が付いている選手は右MF の黒川。水戸の両サイドのMFは攻撃・守備のどちらの局面でもボールサイドへ大きく絞ることが特徴です。

このように両サイドのMFがボールサイドへ寄ることで攻撃の際には近くに選手がいるため短いパスで縦に速い攻撃を仕掛けることができ、ボールを奪われた際には選手間の距離感が近いことを利用し素早くプレッシングに行くことができます。

ちなみにこの場面では黒川がボールを足元に収めた後に一度後方の白井にボールを戻し、画面左端からオーバーラップしてくる右SBの浜崎に展開しています。水戸の選手が中央に集まっているので山形の選手もボールサイドに寄らざるを得ず、それにより大外にスペースができるのでサイドバックの選手が余裕をもって持ち上がることができます。

 

 

ミドルプレス

90分間ハイプレスをかけ続けることは体力的に難しいです。

そのため、ボールホルダーのCBをFW(主にバイアーノ)が牽制しつつサイドバックボランチに出るパスをスイッチに4MF+岸本の誰かがプレスをかけるミドルプレスで相手のボール保持に対応する時間帯もありました。

見ていた感じ4-4-1-1で対応する時とボランチのどちらかがアンカーのようにやや後ろ目の位置を取り、岸本が中盤に吸収される4-1-4-1、岸本も前線に残る4-4-2とパターンがあるように見えました。

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これは山形のサイドバックから中へのパスに岸本がプレスバックで対応する場面。

ラインは非常に高く保たれ陣形は縦にも横にもコンパクトになっています。CBの福井が相手選手のパスの質や受ける選手の体の向きなどを見てラインコントロールをしています。

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 この場面では小島がやや引いた位置、岸本が中盤に吸収されて4-1-4-1を作っています。

岸本が寄せにいくと岸本がいた位置へ小島がすっと入って4-4-2になります。

ブロックを作る組織的守備

ハイプレス・ミドルプレスもハマらず取り切れなかった場合などはリトリートして守備ブロックを作って守ります。

 この場面ではサイドへ開いた選手にボールが渡りますが、右SBの田向が時間を稼いでいる間に中盤の選手を含めてしっかりとポジションに戻ることができています。

PA内では人を見る守備で対応しPA外はゾーンで守っているように見えます。

ボールを持った選手に必ず1人が素早く寄せてプレッシャーをかけているため、山形にバックパスを選択させられています。

しかしこの場面では4-4のブロックに岸本まで引いてきているのにも関わらず、中を割られてシュートにいかれてしまっています。

ハイプレスを行うチームでもリードした後や試合終盤はリスクを冒さずラインを下げて守るチームが多いですが、今シーズンの水戸は試合終盤になってもあまりそういったことはせずに前からプレスにいっている印象です。ブロックを引いた際の守備の強度はあまり高くなさそうなのでそちらの方がよいのかもしれません。

 

ビルドアップ

今シーズンの水戸はボール保持には熱心ではありません。

”ハイプレス・ミドルプレスでボールを奪い、相手の守備陣が整う前に攻め切ってしまう”というのが一番の得点パターンなので、相手にボールを持っていてもらった方がありがたいとさえ思えてしまいます。

ゴールキックや自陣深くでのFKは基本的にラインを上げてからFWをめがけて蹴り、近くの選手に預けるということはめったにしません。

GKがボールを持った時にはパントキックで前線に大きく蹴るか、近くの選手の足元ではなくスペースにスローすることがほとんどです。

山形との試合では山形がプレスをあきらめてミドルプレスに移行し、相手選手が全員相手陣地にいるという場面が2~3度ありました。しかし”後ろで横パスを交換し、相手ブロックのズレを探し縦パスを入れる”といったことはせずにDFとGKの間のスペースをめがけて長いボールを入れています。

これは長谷部監督が後ろから短いパスをつなぎ手数をかけて崩すより、つながる可能性が低くても長いボールを最終ライン裏を狙い、跳ね返されてもそのボールへのトランジョンを狙った方が得点の可能性が高いと見ているのかなと思います。

またCBや中盤底の選手かなど中央の選手のボールロストからのカウンターを喰らうのを避ける目的もあるのではないでしょうか。おそらく同じ理由だと思いますが、短いパスを使って前進していく場面でもなるべく中央の選手・エリアは使わずにサイドからボールを前進させていきます。そのためCBからFWへの楔のパスもなかなか見ることはできません。

 

まとめ

完勝に近い試合で、開幕戦でありながら今シーズンベストゲーム候補の一つであるのは間違いないと思います。

ただ1週間で3試合をこなした4~6節で初黒星を含む1勝1敗1分けと振るわなかったことは疲労と関係ないとは思えないです。運動量が要求されるサッカーだけに疲労が蓄積してくる夏場から後半戦を乗り切れるのかは不安材料です。

次は勝てなかった千葉戦・横浜戦と完敗だった大分戦を見直したいと思います。

 初めてこのように試合を切り取って文章を書いたので拙い内容だと思いますがここまで読んでいただけたらうれしいです。

 

 

 

 

スポナビライブが終了し、ホーリーホックが首位になり、僕はホーリーホックのファンになった

遡ること2月8日、寝耳に水なニュースが飛び込んできた。

www.nikkei.com


プロ野球プレミアリーグ・ラリーガという魅力的なコンテンツに加えソフトバンクユーザーなら月額500円!!という破格の料金設定に惹かれ、サービス開始当初から契約していたスポナビライブがまさかのサービス終了。(サッカーはもちろんシーズン半ば)
スポナビ契約者のみなさんにはちょっとお得なDAZNのコースを用意するから続きはDAZNで見てね。とすごい急に店を畳まれてしまった。

野球のシーズン中はほぼ毎日、野球がシーズンオフでもプレミア・ラリーガを毎週楽しみに見ていた僕にとってはショックすぎるニュースであり、月額料金の高さから契約を見送っていたDAZNへの移行を余儀なくされてしまった。
前述のスポナビ契約者優遇により月額980円(税抜き)と多少は安くなっているものの、ほぼ2倍になった月額料金の元を取るため、またプロ野球もまだオープン戦すら始まってなく暇だったこともありJリーグを毎週追いかけていくことにした。


追いかけるチームは僕が茨城出身ということもありJ1は鹿島アントラーズ、J2は水戸ホーリーホックに決めた。しかし周りにファンが多く何かと情報の入ってくるアントラーズに比べ、ホーリーホックは周りで最近観戦に行ったという人すらおらず、知っている選手なんて僕が子供のころから所属している本間くらいなものだったため、試合を見ながら選手を覚えるところからスタートした。
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*1
昨シーズンは14位なうえに14ゴールの林、13ゴールの前田など主力が移籍していて戦力ダウンは目に見えており、内容・結果ともに期待はしないでいた。が、しかし驚いたことに開幕戦でJ1経験もあるモンディオ山形を3-0で粉砕。相手に何もさせずに勝ってしまった。
そのときはいわゆる春の珍事としか思っていなかった。今でこそ言われなくなったが5月くらいまでベイスターズがAクラスにいることやカープがこいのぼりの季節まで首位にいることと同じことだと思っていた。96敗した去年のヤクルトだって則本をノックアウトするしね。
偶然・ラッキーパンチだという僕の考えをよそにホーリーホックは勝ち点を積み上げてゆく。第2節は前年度に高すぎる最終ラインで話題になりながらもシーズン終盤に怒涛の連勝でプレーオフにまで進んだ古豪ジェフ千葉とのアウェーゲーム。選手のレベルの差を感じる試合だったがスコアレスドローで切り抜けると、続く第3節讃岐戦は失点こそあったものの内容は完勝に近い2-1で勝利。そして無敗同士で迎えた4節ホームでのレノファ山口戦も完勝の3-0。ついに首位に躍り出てしまった。(ついでにツイッターのトレンドにも躍り出た。)
「地元のチームだし暇だから見てやるか」という気持ちは千葉戦のハーフタイムくらいに消え、(千葉の監督は前半アディショナルタイムで消えた)今では純粋にホーリーホックの勝利を見るためにテレビの前に座っている。90分間休むことなくプレスをかけ続け、ボールを奪ったら素早く相手ゴールに迫る見ていてとても楽しいサッカーにすっかり心奪われてしまった。

まだ春は長い。もしかしたら5節大分戦から今までが嘘のように負けだして、4節までの戦い・首位浮上を「春の珍事だったね。」と笑われるかもしれない。 J1より長丁場なJ2リーグ戦、もちろんこのままいくとは思っていない。対策される・溜まっていく疲労・それに伴い続出するけが人など不安要素はいくらでもある。ひとまず旧暦だと4月からは夏なので「春の珍事」扱いされないように4月まではこのまま勝ち続けてもらいたい。

僕にとっては今年がDAZN元年であり、Jリーグ元年。記念すべき(?)年にどこまでホーリーホックの「珍事」が続くのかこれからも追いかけていきたい。

*1:今年でホーリーホック20年目の本間。すごい